関数 - 第三形式

第三形式による関数の用法です。

  • 関数の定義

  • 関数の呼び出し

  • 仮引数の宣言

  • 仮引数の送信

  • メイン関数

  • 変数のスコープ

  • 返値

  • 再帰処理

関数の定義

新しい関数を定義するには

文法:

func <関数名> [仮引数] ['{']
        ステートメント・ブロック
['}']

用例:

load "stdlib.ring"
func hello {
        print("Hello from function \n")
}

関数の呼び出し

仮引数を指定せずに関数を呼び出すには、関数名末尾に () を入力します。

ちなみに

関数の定義、および関数のコードの記述前に関数を呼び出せます。

用例:

load "stdlib.ring"

hello()

func hello {
        print("Hello from function \n")
}

用例:

load "stdlib.ring"

first()  second()

func first {  print("message from the first function \n")  }

func second { print("message from the second function \n") }

仮引数の宣言

関数へ仮引数を宣言するには、関数名末尾に仮引数のリストとしてカンマで区切った 識別子のグループを記述します。

用例:

load "stdlib.ring"

func sum(x,y) {
        print(x+y)
}

仮引数の送信

関数へ仮引数を送信するには、関数名末尾に () の内側で仮引数を入力します。

文法:

関数名(仮引数)

用例:

/* 実行結果
** 8
** 3000
*/

load "stdlib.ring"

sum(3,5) sum(1000,2000)

func sum(x,y) { print(x+y) }

Main 関数

Ring では、 Main (メイン) 関数はオプション扱いです。 Main 関数が定義された場合は、 ほかのステートメント実行後にメイン関数が実行されます。

ほかのステートメントが存在しない場合に限り、メイン関数は最初の エントリーポイント となります。

用例:

# このプログラムは、 Hello World メッセージを表示した後にメイン関数を実行します。

load "stdlib.ring"

print("Hello, World! \n")

func main {
        print("Message from the main function \n")
}

変数のスコープ

Ring は変数のスコープの決定で 静的スコープ を使用します。

関数内定義の変数は、ローカル変数になります (関数の仮引数も該当します)。 関数外定義の変数は、グローバル変数になります (関数の前にあるのは全て該当します)。

この関数内で定義されたグローバル変数は、別の関数内にある変数としてもアクセスできます。

用例:

# このプログラムでは 1 ~ 10 までの数値を表示します。

load "stdlib.ring"

x = 10                          # x はグローバル変数です。

func main {
        for t = 1 to 10 {       # t はローカル変数です。
                mycounter()     # 関数の呼び出し
        }
}

func mycounter {
        print("#{x}\n")         # グローバル変数の値を表示します。
        x--                     # 減分します。
}

注釈

for ループの変数 t をローカル変数として宣言する前に、 Main 関数を使用してください。 つまり、新しい変数のスコープをローカルとして設定するために、命令を記入するのではなく、 Main 関数では自動的にローカルとして設定することが推奨されます。

返値

Return 命令は、関数の値を返します。

文法:

Return []

ちなみに

Return 命令の後にある式はオプションであり、 Return 命令で値を返さずに関数の実行を終了することもできます。

注釈

関数が明示的な値を返さない場合は、 NULL (空の文字列 = "") を返します。

用例:

load "stdlib.ring"

if novalue() = NULL {
        print("the function doesn't return a value\n")
}

func novalue { }

再帰処理

Ring は 再帰 に対応しており、異なる引数を使用して関数が関数自身を再帰的に呼び出せます。

用例:

load "stdlib.ring"

print( fact(5) )        # 実行結果 = 120

func fact(x) { if x = 0 { return 1 else return x * fact(x-1) } }