入門 - 第一形式¶
Hello World¶
このプログラムは、 Hello World のメッセージを画面表示します (標準出力)。
see "Hello World"
プログラムの実行¶
プログラムを実行するには、ファイルにコードを保存します。例えば : hello.ring です。 コマンドラインまたはターミナルから、 Ring でプログラムを実行します (事前に ring/bin フォルダのパスを追加してください)。
ring hello.ring
注釈
Ring ノートパッドでもコードの記述と実行ができます (パスの設定は不要です)。
実行可能ファイルの作成¶
Ring2EXE でアプリケーションの実行可能ファイルを作成します。
ring2exe hello.ring -static
英数大小文字同一視¶
Ring は英数大小文字同一視です。同じプログラムを違う記法で書くこともできます。
ちなみに
全てのプログラムのソースコードで同じ記法を一つ選択することをお勧めします。
SEE "Hello World"
See "Hello World"
複数行リテラル¶
この用例のとおり、複数行リテラルを記述できます。
See "
Hello
Welcome to the Ring programming language
How are you?
"
また、変数 nl で改行の挿入、 + 演算子で文字列を連結します。
改行で NL があるように、同じく Tab (タブ) と CR (キャリッジリターン) もあります。
注釈
値 nl は改行を意味しますが、 改行に相当する文字コードはオペレーティングシステムにより異なります。
See "Hello" + nl + "Welcome to the Ring programming language" +
nl + "How are you?"
標準入力の取得¶
Give 命令でユーザからの標準入力を取得します。
See "What is your name? "
Give cName
See "Hello " + cName
文末終端子は明示不要¶
ステートメントを区切るために ‘;’ の記述、または ENTER を押さなくてもいいです。 前述のプログラムは一行で記述できます。
See "What is your name? " give cName see "Hello " + cName
式の表示後に ? で改行するには¶
表示後に改行を行うのは一般的ですが、その処理は演算子 ? でも行うことができます!
用例:
? "Hello, World!"
for x = 1 to 10
? x
next
実行結果:
Hello, World!
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コメントの記述¶
一行コメントと複数行コメントを記述できます。
一行コメントは # または // で始まります。
複数行コメントは /* ~ */ です。
/*
プログラムの名前 : はじめての Ring プログラム
日付 : 2016.09.09
作者 : Mahmoud Fayed
*/
See "What is your name? " # 画面へメッセージを表示
give cName # ユーザからの標準入力を取得
see "Hello " + cName # こんにちわ!
// See "Bye!"
注釈
// による一行コメントは一種のコード記法です。